プラス思考

試合前に態度や歩き方、目配り、表情などの細かい部分まで、いかにも自信があふれているように行動します。これまでのあなたの表情を、肯定的に自信と熱意が溢れた表情に修正していきます。外から見える態度をコントロールする事は、内面的な感情のコントロールに直接影響します。

この試合で優勝が決まるという大事な試合ほど、エースと呼ばれる先発投手は胸を張って自信満々にマウンドに上がります。これは何も良い成績をあげているからできるのではなく、こういう態度ができるから良い成績を収めることができるのです。ピンチやチャンスの場面ほど、自信に満ちた態度を取れるようにしましょう。まずは俳優のように演じるところから、練習を始めましょう。

メンタルトレーニングは、常にプラス思考でなければいけない、というものではありません。どんな人もマイナス思考になる事はあります。メンタルトレーニングとは、マイナス思考になった時に、それをどうやってプラス思考に転換できるかであります。人間は一度に2つの感情を持つ事はできません。マイナス思考とプラス思考を同時に持つ事はできませんので、マイナス思考になってきたら、それをプラス思考に変える訓練を普段の生活からしましょう。

心理学には「行動は動機を強化する」という考えがある。人間が何かするたびに、その動機となった考えや感情が強められるということです。何か信念や感情に基づいて行動することが、元になった考えをさらに信じ、感じさせる結果を導くという意味です。「悲しいから泣く、そして泣くから、さらに悲しくなる」というのが分かりやすいでしょうか?まずは、自分が普段プラス思考かマイナス思考かに気づいてください。普段からプラス思考の人も、肝心な試合や仕事での商談の時にマイナス思考に陥る時もあります。大事な時にマイナス思考になった場合にどうやったら、プラス思考になれるかを常に考えましょう。時には、練習では一度マイナスなイメージを思い浮かべて、それを打ち消すためのプラス思考をしてみるのも良いでしょう。いつも私が言っている、プレー前のルーティンに集中しながら、そこにプラス思考に切り替わる、自分を鼓舞する言葉を入れる習慣をつけるのもいいでしょう。

「このルーティンさえできれば、このショットは必ずまっすぐ行く」と私はゴルフの練習の時も試合の時も、考えています。皆さんもプラス思考になるための準備を普段からやりましょう。

長谷川滋利

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