今に集中する(ゴルフ編)

「チャレンジして成功するのが好き」というゴルファーは、熟達ゴルファーです。その気持ちがあれば、ラウンド中に失敗したり、良いスコアが出ないとしても、怒ったり落ち込んだりすることはないはずです。ゴルフで1番大事なのは、そこまでどんなスコアであろうが、直前のショットが最悪のものであろうが、その事実を受け入れて、目の前に集中することです。

打つ前に「グリーンの後ろにある3本の木の真ん中の左の出っ張った木を狙う」というふうに、肉眼で見える限りの出来るだけ小さなターゲットを決めます。ターゲットを決めたら、ボールを見ながらスタンスをセットアップし、再びターゲットを見て、また目をボールに戻してきます。目をボールに戻した後も、頭の中ではターゲットを見ています。ボールを見ながらスタンスをセットアップした時点で、私は一切フォームのことや、技術的なことは考えません。とにかく頭の中にはターゲットのことだけしかありません。そういう時に良いショットは出ます。

ショートゲームの時の方がこのことはもっと大事になります。私は120ヤード以内なら常にピンをデッドに狙います。60ヤード以内なら常にホールに沈めるつもりで打ちます。パターも同じです。20ヤードの距離があろうが、1ヤードのショートパットであろうが、全てホールに沈めるつもりで打ちます。パターもアプローチもショットとほとんど同じ。肉眼で見える範囲の小さなターゲットを決めて、ターゲットを決めたら、ボールを見ながらスタンスをセットアップします。その後、ターゲットを3秒ぐらい見てボールに目を戻したら、1秒以内にすぐボールを打ちます。

この間のルーティーンはほぼ毎回一緒です。これが、練習グリーンの練習中であっても、アメリカシニアツアーの初日の1番ホールであっても、やることは全く同じです。それが今に集中することだと私は思っています。

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