やはり私が住むカリフォルニアのゴルフ環境は素晴らしいです。1年中気温は20度前後。ホームコースではいつでも自由にラウンドできます。アメリカに日曜日に戻ってきて、月曜日は私のホームコースはお休みなので、オフィスでウエートトレーニング、ショット練習をして、火曜日から金曜日までは4日間連続でラウンド。土曜日は午後3時ぐらいから9ホールだけプレー。日曜日は日系のグループ5組の中に混じってパブリックゴルフ場でラウンドでした。
ただ、日本にいる時の方が、ほぼラウンドできなかったこともあり、その分、練習場で必ず2時間から3時間はきっちり練習していました。それと時々のラウンドということで、ラウンド中は集中力もあったためにアンダーを出せたりと、良いスコアーでラウンドできていました。それがアメリカに戻ってきてスコアが良くありません。
確かに私のホームコースは現在グリーンが13フィート前後あるということもあるのですが、それでも今の技術だったらイーブンぐらいで回れる力があるはずなのですが、そうはなってません。原因を考えるとグリーンの速さを意識するあまり、ちょっとメカニカル(技術面を考えること)になりすぎている感じがします。何よりも、一番私が大事にしている打つ直前は、右脳を使ってただターゲットを見て打つことだけに集中するということが疎かになっていました。それは日曜日に回ったパブリックコースでも同じでした。コスタ・メサ・カントリー・クラブは、以前5アンダーか、6アンダーを出したことがある相性が良く、比較的簡単なコース。そこでも3オーバーを打ってしまうというのは、やはりターゲットに集中して打てていない証拠でしょう。
そのことを思い出して、その日曜日の夜には、自宅の3階にあるパッティンググリーンで、メカニカルなことは全く考えず、ターゲットのことだけを考えてパッティングを練習しました。これは毎日の日課で、1mを10球、2mを10球、4mを10球、それにそのグリーンは正方形で4つのホールがあるのですが、正方形の真ん中からそれぞれの4つのホールに順番に10球打ちます。この距離は約3m。結構アンジュレーションもきつい。通常はこの練習の間に2球から3球はミスするのですが、この日はターゲットのみに集中できたために1球の失敗だけすみました。(ちなみに40球ミスなしは1度だけあります)
毎度、試合などで気づくことですが、最終的にはターゲットを狙って打つことだけに集中する。練習場ではもちろん技術的な練習(左脳を使う)もするのですが、それをどこで切り替えるかが重要です。試合でも打つ直前までは、左脳を使って、ショットの距離、風の強さ、どんなクラブを手にするのかなどを考えるのですが、ショット前のルーティンに入って、最後のターゲットを見るところまで来たら、後は右脳を使ってただスイングするだけ。そのショットはもちろん自信と共にスイングする。私は特にパッティングでは、打つ前に「必ずこのパットは入る」あるいは「よし、これを入れたろう」と言ってから打ちます。
自信はアメリカに戻ってからもずっと維持していますが、打つ直前まで、メカニカルになっていました。今週火曜日からは、打つ直前に右脳だけを使ってターゲットだけのことを考えてプレーします。火曜日の朝が楽しみでしょうがありません。また結果を報告させていただきます。
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