3日間のミニツアー参戦

今回、月曜日から3日間のミニツアーに参加しました。会場はロングビーチのエルドラドというパブリックコースで、先月の2日間のトーナメントでは、2日間とも2アンダーのトータル4アンダーでした。昔からよくラウンドするコースでしたので、自信はありました。2日間で40%までが予選を通過して3日目もプレーします。最低でもそれが自分の今回の目標でした。

出だしは順調。3番、4番とバーディーで2アンダー。しかし、5番でドライバーを左のラフに入れました。ラフが深かったのですが、うまく真芯に当たった球はフライヤーが出てグリーンを大きくオーバー。3打目のアプローチショットは、普段はプライベートの良いコースでプレーすることが多いので、滅多にお目にかかれないような芝生が禿げたベアーグランドからのアプローチ・ショット。綺麗にコンタクトしようとしたショットはダフってチョロ。次のショットは62度でベタピンにつけて、せめてボギーで上がろうと完璧を求めて、またもやグリーン手前にショート。冷静に考えれば、ベアーグランドからは、硬いバンカーショットのように打てば、間違いなくグリーンには乗せることができていたのに。今の技術ならば、そんなのは簡単でした。しかしマネージメントミスでイーブンにしてしまいました。それでも8番でまたバーディーを取って1アンダー。そこから16番までは我慢のゴルフで全てパー。17番のパー3でボギーを打ってイーブンになりましたが、それほど悪いラウンドではありませんでした。しかし、問題は18番のパー5。ドライバー、フェアウェイで2打目は3ウッドで2オンを目指しました。フェード気味に打った球は、右の池とグリーンの間。ちょっと危ないショットでしたが、イージーバーディーの感じ。しかし、同伴プレーヤーから「今、打ったのは多分私のボールだったと思う」というコメント。今回、珍しく同伴プレーヤー4人のうち、3人がブリヂストンのボールを使っていて、彼はボールにマークを入れていなかった。スタート前にそれが気にはなっていたが、それを忘れていて、きっちりとチェックせずに自分のボールと思って何気なく打ってしまった。打ち直しのショットもグリーン手前までいって、誤球がなければバーディーでホールアウト。しかし結果はボギー。

それでも2日目、アンダーを出せば十分、予選通過の可能性はある。1番は2打目で風の計算を間違えボギーを叩きましたが、4番のパー5のバーディーでイーブンに戻しました。そこから7番までは、パーでイーブン。迎えた8番、ティーショットはドライバーでフェアウェイに置きましたが、フェアウェイ真ん中にある木が邪魔でドローを打たなければならないショットでした。このところ、ずっとフェードでグリーンを攻めていたので、ちょっと技術がいるショット。180ヤードのアゲンストだったので、ちょっと大きいかと思いましたが4番アイアンでドロー打ち。しかし、ドローせず砲台グリーンの右スロープに当たって大きく右に跳ねました。また、初日と同じベアーグランドからのショット。ここでもクリーンに打とうとしてダフっとショート。また同じ失敗を繰り返してしまった。もっと悪いことに、今回はちょっと怒って声を出してしまった。2日間、同じようなミスをしてしまった自分を許せなくなってしまった。そこからは、アプローチもあまり寄らなくなり、終わってみたら5オーバー。2日間で6オーバー。今の自分の調子からすれば、考えられないスコア。

ここから学んだことは、流れの良い時は完璧を求めるのも悪くないが、流れが悪い時は完璧を求めない。後は調子がいくら良くても(良い時ほど)、あまり期待値を上げすぎない。そうすれば、何かアクシデントが起きても冷静にプレーできる。冷静にプレーできれば、技術があり、調子がいいのだからスコアは自然と良くなる。初日の失敗を2日目にも生かせませんでしたが、それでもこの2日間から学んだことは多い。どんな失敗をしても、第3者が空から見下ろしているように冷静にプレーする。技術が上がれば上がるほど、この冷静さが必要です。奇跡は起こさなくても、普通にプレーできれば結果は残る自信はある。地道なプレーの繰り返しが奇跡のスコアを生み出すということ。それを今回のトーナメントでは学びました。「失敗を肥やしにしてやる気を起こす者が勝者となり、失敗によって打ち負かされる者が敗者となる。」私の場合、失敗によって打ち負かされている暇はない。次のトーナメントに向かってアプローチにますます磨きをかける。トーナメント後は、2日間ラウンドを我慢してウエートトレーニングとアプローチやパター練習などの基礎練習を長時間行いました。日本でのレギュラーツアーのQスクール(ツアー予選会)、アメリカP G Aチャンピオンズ・ツアーのQスクールと、この秋、大事な試合が続きます。それに向けて、再びファンダメンタル(基礎)の練習をしろ、というお告げだと私は考えました。

「臆病な人は決して勝者にはなれない」この言葉を胸に、どんな失敗をしても、負けても自信を持って次のトーナメントに向かいます。そうすると野球の時のように日本でプロ野球選手になり、アメリカ・メジャーのプレーヤーになれたように、ゴルフのアマチュア時代にU Sアマチュアに出場できたように、自分のゴールが達成できると確信しています。

最後に、年齢的に焦る私自身に言い聞かせたいのは、ケンタッキー・フライド・チキンのサンダースは、66歳で事業に失敗し、そこから自分のフライド・チキンのレシピを誰かに買ってもらおうとしたが、1000回以上断られ、1010回目に買ってくれる人を見つけた。その結果、皆さんに知られるような大事業主となった。それに比べれば、53歳のシニア・ゴルファーはまだまだ若い。

私はこのように自身の分析を行いながら、様々な成功者の話や手法を思い出し、自身のこれまでの成功を思い出し、やる気を起こします。

長谷川滋利

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