
朝6時のホテルの一室から。ラスベガスから1時間以上、車で北東に走った小さな町、ネバダ州マスキート。日本人はおそらく私と、キャディーをしてもらっているタイジ君だけではないだろうか? そこで、今週行われたネバダオープンに出場。来週はいよいよ私が主戦場としたいPGA Champions TourのQ- School(予選会)・ファーストステージが同じ会場で行われる。
ネバダオープンは、Palm Golf ClubとCasablanca Golf Clubの2カ所で予選ラウンドが行われ、決勝ラウンドCasablanca Golf Clubで行われる3日間の地方トーナメント。初日、私はPalm Golfでのプレーとなったが、パッティングの時にグリーンにボールを置いてもボールが止まらないぐらい強風が吹いていた。PGAの試合ならばおそらく試合は中止になっていたのではないでしょうか? そんな中で、ショットの調子が良かったこともあって、イーブンパー。230人出場の中で40位タイにつけた。一緒に回った選手の中には、昨季PGAカナディアンツアーに出場選手もいたが、彼は1アンダー。それぐらい厳しい状況の中で私はよく我慢してプレーできたと思う。
2日目も風は吹いていたが、初日と比べるとかなりまし。しかし、この日はショットが良くなく、なかなか思い通りのプレーができない。原因はおそらく、大風の後でスイングが狂ってしまったのだろう。以前も同じような問題が起きたことがあった。大風の中では、ドロー、フェードの打ち分けができているかどうか確かめることは難しい。左から右に大風が吹いている場合、ドローを打つが、それがどれぐらいの曲がりなのか自分自身でも分かりにくい。ショットガンスタートの9番ホールスタートで、18番までなんとか1オーバーで凌いだ。キャディーのタイジ君のグリーン上での読みも良く、かなり助けもらった。10ホール終わった時点で、2バーディー、3ボギー。
しかし、10番ホール、左はOBなのでフェアウェイ左からフェードを打とうと思ってスイングしたティーショットは、大きく引っ掛けてOB。2打目も引っ掛け気味で左のフェアウェイバンカーへ。結局上がってみたらトリプルの7。その後はズルズルと崩れて、2番ホールのパー5ではバーディー逃しのパー。3番、4番、5番とセカンドが乱れて3連続ボギー。6番ではバーディーで盛り返したが、7番、8番ボギーで万事急須。
2日間8オーバーで予選通過できず。昨年、全くトーナメント出場できなかったから技術的な面では仕方がないが、メンタル面で10番ホールのトリプルの後、普段通りにプレーできなかったのは残念だ。予選通過できるかどうかは、結果であって、プレーする時に考えることではない。どんなことがあっても、1ホール1ホール、1打1打にただ集中するだけ。それができなかった。この試合で賞金獲得したら、その賞金で1月に行われるPGAのソニーオープンにもチャレンジしようと考えていた。そんな事を色々考えてはいけないのに、試合に離れていたばっかりに、そんなことを試合中にも考えてしまった。なんとか予選通過したいという結果にばかり集中してしまったことが敗因でしょう。
Q-Schoolまでに、練習ラウンド2日間を含めて4日間ある。昨日もしっかり練習できたし、調子も大風ラウンドの前に戻っている。結果を考えず、現在の自分の力を試すという意味で、1球1球に集中してプレーしたい。4日間集中して楽しんでプレーすると、結果はついてくる。