「黄色信号が灯ったら」

ツーサンでの試合(前回のコラム「PGA Champions Tour Cologuard Classic Pre-Qualifying」参照)で起こってしまったことを嘆いても仕方ないので、そこから学んだことを述べたい。

前半8ホールまで3アンダー。そこからカットラインを計算し始めた。おそらくカットラインは2アンダーぐらい(実際には3アンダーだった)。そこでメンタル面の黄色信号が燈っていることに気づかないといけない。計算してしまうのは、どんな時でもある事なので仕方ない。そうなった時にどうするか?

未来に意識を向けるのではなく、今現在に意識を向ける。つまり、今現在の目の前のショットに集中する。そのためには、

① まずターゲットを決めてそれに集中する。ターゲットを見て、目をボールに移しても心の目でターゲットを見つめる。

② セルフ1(自分を邪魔するもの)を除ける。以前から言っているようにそのために私は、クラブヘッドがバックスイングでトップに到達した時に「トップ」と唱え、ボールをクラブフェースが捉える瞬間に「ヒット」と唱える。

声出しはラウンド中、心の中でほぼ全ショット行っているが、今回のように集中力が削がれ出した時には、周りに聞こえてもいいから実際に声を出してショットする。そうすることによって声出しに集中して、未来に意識を向けなくなる。

ターゲットに集中、声出しを実際に声を出して行う。黄色信号が灯った時、この2つを次回の試合では試してみたい。