現役にこだわる選手、そうでない選手

メジャーリーグには現役にこだわる選手とそうでない選手がいます。今回はそのようなことについて述べます。 まず最初にプロに入るような選手は、ほとんどが野球が好きということに違いはないでしょう。もちろんプロ に入って仕事としてやっていく上では生活もかかっていますから、怪我をしてしまって思い通りにプレーできなかったり、スランプに陥った時に一時的に嫌いにな ることもあるでしょう。それでも全体的に見れば皆野球が好きです。この好きということが、非常に重要です。講演などでもよく述べることですが、好きということ以外に、も ちろん野球が得意でなければプロにはなれません。当たり前の話です。私たちが仕事を選ぶときや、ビジネスを起こす時にも同じことが言えます。野球選手が引退後、第 2の人生を歩む時も同じです。そしてもう1つ。社会に貢献していなければならないのです。自分の選ぶ仕事が反社会的な犯罪行為であったら問題です。野球の場合は社会に貢献していることというのは、明らかにクリアしているが、一般的に仕事やビジネスを選ぶ場合はこの ことも重要になってきます。世の中に反することや、迷惑のかかるようなことをやっていては長続きはしません。(続きを読む)

自分、他人を許すこと

マクスウェル・マルツ博士の著書「サイコ・サイバネティックス」の中で、他人を許すこと、自分自身を許すことについて述べられています。それらのことは野球などスポーツにも役に立ちます。 他人を無条件に許す事 人を無条件に許すこと。悪意、恨みを感じるような人間でもみな許し、過去をきれいさっぱりと清算すること。これは自分のため、自分自身の精神の安静のために重要です。私たちが他人に憎しみを抱いていても相手を傷つけることにならず、むしろ自分が傷ついてしまうのです。心の中の憎しみを放っておくと、自分自身をひどく傷つけることになります。だから他人<すべての人>を許すこと。もしこの第一のポイントを実行できないなら、他のポイントはすべて無効になります。あなたは、まだ未熟と言うことです。(続きを読む)

ミッション(使命)

事を成すにはすべて使命がなければならない。「メジャーでプレーしたいという夢がある」とオリックスの代表に話した1993年(実際には97年にメジャー移籍)すでに私にはミッションがありました。そのミッションは個人的なものではなく世の中のためになるもの、たくさんの人々に貢献できるようなものでした。今回はそのミッションについて述べます。(続きを読む)

コミュニケーションの取り方で大事なこと

米国開催のある講演会で私がスピーチした際の話です。講演の内容は、対象が薬剤師さんが中心だったということで、プロのアスリートとして私がどのようなアプローチで現役時代毎日を過ごしていたかを中心に、毎日のメンタル面の準備や、ゴールの設定の仕方について述べました。この講演の中で「コミュニケーションの取り方」について受講者の中から質問が出ました。今回はそのコミュニケーションについて述べたいと思います。(続きを読む)

何のために生きるのか?

私は政治には特に深い興味はないですが、ビジネスや投資などにも関係してくるため、「ビートたけしのTVタックル」などの政治・経済に触れる番組はチェックするようにしています。その中でアメリカ合衆国や中国、北朝鮮などの防衛の話になると、それぞれの国がそれぞれの利益のために存在するような事についての論議となります。今回はそれらを含めて、国はどうあるべきか? あるいは私たち個人は何のために生きるのか? というテーマで述べたいと思います。(続きを読む)

マウンド上でのヒラメキ

長い間野球をやっていると、試合で何かすごく頭が冴えていて、バッターに対してどこのコースに何を投げればよいか何となく見えるときがありました。また、2003年のオールスターに出場した年は、年間を通じて頭が冴えていたように感じました。その反対にいくら頭を使おうとしてもうまく考えがまとまらず、考えれば考えるほど悪い結果を生んだ試合、あるいはシーズンもありました。今回はその辺りのマウンド上やプレー中のヒラメキについて述べたいと思います。(続きを読む)

毎日のアプローチ (その4)

試合での登板後、良くても悪くてもビデオを観て反省します。結果が悪ければ時間をかけて原因を突き止めます。そして突き止めた原因を修正し、次の登板に備えます。ただ、微調整で済む場合は次の日には原因を突き止め修正できる事がありますが、次の試合に間に合わない場合もあります。 ブルペン投手はいつ投げるか分からないです。日本はブルペン投手が8人ぐらいいますから打たれた次の日は投げない場合が多いようですが、メジャーではブルペン投手は6人か7人しかいませんから打たれても次の日も登板ということがよくあります。調子が悪く投げると打たれることが分かっていても投げなければならない日はあります。そういう意味では試合前にピッチングコーチとビデオを観て話し合っておくと、コーチの方も「長谷川は今回は重症だな」とか「昨日の打たれた原因は分かっているから今日は大丈夫だろう」と判断がしやすくなります。プロだから自分の事は自分で解決するのは当然の事ですが、ベースボールはチームスポーツですから、投手交代を決める監督・コーチに自分の状態を知ってもらっておく事は重要です。ほとんどの投手がそうはしませんが・・・。(続きを読む)

毎日のアプローチ (その3)

前回までは試合前の準備と試合中について述べましたが、今回はその結果を受けて試合後どうするかについて述べます。試合後の車の中で考える事、家についてから、そしてその次の日にする事などを中心に述べたいと思います。 前回は試合後のインタビューに答えるところまでを述べましたが、その後、ホームゲームでは1人で車を運転して帰ります。妻や子供が観戦に来ていたときでもデイゲームでない限り、2人は先に家に帰り、妻は私の夕食の準備をしてくれていました。そういう意味で車の中は試合後唯一1人になれる場所です。抑えた日は好きな音楽でも聴いて楽しく帰るのですが、打たれた日は車の中でもう一度いろいろ考えます。試合直後に観たビデオを思い出しながら何が悪かったのか? 修正はすぐに可能なのか? などゆっくりと考えます。(続きを読む)

毎日のアプローチ(その2)

前回は、試合前のチームミーティングからマウンドに上がって第1球目を投げるまでのアプローチを述べました。ブルペンで登板を待つ間にスカウティングレポートを見直すことや、ブルペンでウォームアップをする前に自分自身のメンタル面は現在どんな状態なのか? その状態をどのようなアプローチによってベストの状態にもっていくかなどを説明しました。今回はマウンド上でいかに普段の力を出せるかという事と、試合後の反省などの部分を述べたいと思います。(続きを読む)

毎日のアプローチ(その1)

今回から数回に渡って、過去コラムでも執筆した自己啓発系の内容をアップしていきたいと思います。 今回は私が現役時代に行っていたシーズン中の毎日の試合へのアプローチの仕方をご紹介します。プロアスリートの方にはもちろんですが、会社勤めの方でも参考になる部分はあるかと思われます。どの世界でもプロとして長年活躍する為には、毎日の準備を怠らない事は大事です。(続きを読む)