ピッチングのスピードを上げる

これまで私はコーチングをする際に、ピッチャーのスピードを上げることにあまり時間を割いてきませんでした。それは現役時代からピッチャーは、スピードよりもコントロールの方が大事だということを自負していたからです。(続きを読む)

ピッチャーにまず私が伝えること

野球を始めたばかりの小学生からプロの選手まで、ピッチャーに私が伝えている基本的なことを今回は述べたいと思います。技術的なのはもちろんですが、メンタル的なものを含めてシンプルに分かり易く説明しようと私は心掛けています。 どのレベルにも言えることですが、まずピッチャーは「ストライクを投げる」という事が大前提です。これはもともと野球の歴史の中で、今で言うソフトボールの「スローピッチ」のようにピッチャーは緩い球で相手が打つまで投げ続けていました。もともと野球はピッチャーが投げ、バッターがバットを振って始めるスポーツだったのです。上のレベルになればなるほど、状況によって様々なことを考えて投げるようになるので、この「ストライクを投げる」ということを忘れてしまいます。「このバッターは4番バッターで1球目からどんどん振ってくるから、まず1球目はボール気味の球で様子を見よう」などという考えは典型的な間違いのパターンです。バッターはピッチャーが投げる球を見れば見るほどタイミングが合ってきますから、余程あまい球、相手の得意球、得意コースでなければ1球目を打ってくれた方がアウトになる確率は高くなります。(続きを読む)

バッターが打ちにくいフォームで投げる

ピッチャーにとって重要なことは?と聞かれることがあります。その答えは、まずストライクを取ること。ピッチャーはコントロールが一番大事です。次の段階としては、どうすればそのストライクを簡単にバッターに打ち返されないかということです。(続きを読む)