PGA Champions tour California series

3月17日から3日間、地元ニューポートビーチで行われるHoag Classic、その次の週にパームスプリングスで行われるGalleri Classicの予選会に参加してきました。それらの予選で上位5人が、次の2次予選に進めます。

Hoag Classicの予選は、私がよくラウンドするGoose Creek Golf Clubで行われました。一日中雨が降るなか、なんとか1オーバーでラウンドし、私がホールアウトした時点では、2位の好位置につけていました。ただ、139人と今までで1番多くプレーヤーが参加していたために、やはりとんでもないスコアを出すプレーヤーもいました。終わってみたら、カットラインは、2アンダーで、3打足りず11位タイ。

Gelleri Classicの予選は、日本人オーナーのサンディエゴにあるEnagic Golf Clubで行われましたが、この試合も私のスコアは、1オーバー。この日は天気は晴れでしたが、その前の日まで大雨だったために、ラフがUSオープン並みに伸びていたので、それほどスコアは伸びず、カットラインは1アンダー。惜しくも2打足りず。2試合連続で奇しくも11位タイ。まあ、簡単に言えば、今の実力通りにプレーしたということなのでしょうか?

カリフォルニアシリーズの前の週のアリゾナでも、1オーバーでしたから、3週続けて1オーバー。天候、ゴルフコースと環境が変わっても、スコアは変わらないというのは、自分の中で何かリミッターがかかっているのかもしれません。ゴルフの18ホールというのは長い戦いです。特に試合では5時間前後もかかります。その間に色々プレーヤーは考える訳ですが、その間に自分が1番快適な領域に入っていく。アリゾナの時には、最初の8ホールで3アンダーまで出ましたが、そこまでいくと何か快適ゾーンの外に出てしまう。野球やバスケットボールのようにどんどん試合が進んでいくならば、色々と考える余裕がないので、調子が良いまま進んでいくのでしょう。Hoagの予選では、最初から1オーバーぐらいで進んでいきましたので、なんとなく快適な感じで進んでいきまいた。今回のGalleriの予選は、前半2オーバーで、満足のいくプレーはできていませんでした。バック9は、奮起して16番ホールまでに1オーバーまで戻しました。そして迎えた17番。ここでバーディーを取らなければ、予選通過はほぼ不可能になるのは分かっていました。池が右手前にあるパー3でしたが、アグレッシブに攻めました。結果は池ぽちゃでダブルボギー。ここで3オーバーと試合終了になりました。しかし、それでも集中力を保ち、次の最終ホールのパー5では、イーグルを出してのトータル1オーバー。この最終ホールはメンタル面で強さが出たと思います。

この3週間、パッティング技術はかなりレベルが上がってきました。ほぼショートパットは決めましたし、長いパットも結構決めました。パッティングのメンタリティーも、ショートパットは自信を持って打てているし、ロングパットも全て入れる気持ちで打てています。メカニック的には、アリゾナ予選の前から、パッティングの際に両腕をしっかり伸ばし、グリップの真ん中辺りを握るようにしました。それによって、私の悪い癖だったインパクトの瞬間にパターヘッドを体側に引くことがなくなりました。

ショットは、基本的にドライバー、3ウッド、2番アイアンでのティーショットはドローボール。もちろん状況に応じて時々フェード。4番アイアン以下のクラブに関しては、基本的にはフェード打ち。状況に応じてドローを打つ。グリップは、よほどのラフでない限り、強度10段階で、3から4ぐらいの力で握るようにしている。ドライバーでも100%の力で振ることはなく、ほとんど80%の力ぐらいで振る。試合中は、メカニカルなことは考えず、メンタル面に集中する。それは、いつも言っているように、ターゲットを意識して、トップ・ヒットの声出しを心の中で行うこと。

練習では、もっとアイアンのフェードに磨きをかける。ドライバーはどんな状況でも80%の力で打って、安定したドローボールを打つ。ショートゲーム(120ヤード以内のアプローチ、パッティング)は、ショット練習の2倍の時間をかける。このままこれらを続ければ、試合でも常にアンダーを出せるプレーヤーになれるはず。もちろんアンダーを出すということに集中するのではなく、メンタル面のできる限りのことに集中して、終わってみたらアンダーが出ている、というように。

まだシーズンは始まったばかり。これから、ローカルの試合や、PGAカナダの予選などの大きな試合も控えている。技術面、メンタル面の毎日の努力。そして試合では楽しむこと。それを続ければ、結果はついてくるでしょう。